<細かい音型のさらい方について>
弦や木管の細かい音型のさらい方は以下のようにする
やり方と目的をきちんと押さえておく
*変え指やポジションなどの工夫など一番やりやすい方法を決定する。
楽にできる方法をしらないばかりに苦労することのないように
*体に音の動き、指の動きをおぼえこませる。ゆっくり何回もさらうこと。
頭で理解した動きではむずかしいところではほとんどできない。考えてから体が動くのではなく、体が自然に動くように体に覚えこませることが大切。音楽とは別のことを考えていても弾ける(吹ける)ことをめざす。
*特に難しい部分をとりだしてその部分の練習をする
難しい部分でも本当に難しい箇所はかならずこことここというような部分のはず。その部分の指がスムーズに動くようにそこだけをとりだして練習をする
*スラーをいろいろな形につけて練習をする
ある程度フレーズがとおるようになったら、次の段階は「音の粒を立てること」。どうしてもこの音が鳴りにくいというような音があるはず。スラーをつけ、スラーの頭に意識してアクセントをつけるようして練習することでその音を粒の立った音にしていく。スラーはずらしていろいろな形に変えて練習する。
*リズムをつけて練習する。
粒が立つようになったら、次の段階は「リズムが転ばないこと」。どうしても難しいフレーズの場合、リズムがすべったりして転んだりしてしまう。付点をつけたり、付点付きの6/8拍子の変えたりして「わざと転ぶ練習をする」わざと転んだリズムで練習することで、転ばないフレーズをめざす。